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未踏忌 2014

今日は、敬愛する福島正実さんの命日です。
改めて、ご冥福をお祈りします。
47歳で亡くなられてから38年。お元気ならば85歳。

父の兄、母の兄も昭和4年生まれで元気なのだから、人の寿命というのはわからない。。
考えてみると、福島さんが病にたおれたのは44歳のときだから、ワシもそんなに変わらない
歳になったのだなぁ。

一週間ほど前から「未踏の時代(エッセイ)」の文庫版を再読して、ようやく読み終わりました。
もう何十回読んだかわからんけど。
息子さんの桑沢慧さんが運営されていた福島さんのサイトに通って、福島さんの写真、文章、
肉声まで知ることが出来たのですが、そのサイトもなくなって寂しいです。

肉声はたしか、ラジオで福島さんが原稿を読み上げるものだった…と思う。
想像していたお声とは、かなり違っていました。おっかないイメージではなかったです。
余談ですが、アナウンサーの方の発音がとても印象的だった。

アナウンサーさん:「作家の福島正実さんでした」

福島、までは思っていた通りなのですが、「まさみ」の発音が。
「ま↓さみ」と発音されていたのです。「ま」を強く発音する感じ、というとわかりやすいかも。
てっきり「ま↑さみ」だと思ってました(平板)。久本雅美さんと同じで。
これが公式な発音なの?!とかなりびっくりした記憶が。。

  
  

昨年、「子供向けだからこそ、上質な物語を」と常に考えておられた方、というコメをいただきました。
たしかにジュニア向けのSFでも、とくにやさしい書き方はしない方だったようです。
大人向けSFでも、幼稚な文学、低級な文学と思われるのを嫌っておられたという話は、かなり有名。
非常に高い文学的理想の上で、SFを推し進めた…しかし現実の日本SFは、多様性をもって
普及していくことに。。福島さんにとっては、不本意だったかもしれない。

沖縄海洋博での写真が、私の知る最後の写真でしょうか。
フェリーボートに乗る福島さん、バックにアクアポリスが写っているとうもの。
その写真の9ヵ月後に亡くなられたと思うと、いたましい限りです。

  

福島さんの著書を探しに、神保町や早稲田の街を歩き回った10代の頃を懐かしく思い出します。

ワシが福島さんを知った時、すでに亡くなられて11年が経っていたというのが惜しまれます。
丁度その当時の元気だったワシの思春期ソング、八木さおり「春風に甘えて」、どうぞ!

  出ない…




■余談ですが…
うわさの姫子「晴子ちゃん」、記者会見を見た父母が「若いのに立派だねぇ」と感心しとりました。
まあ、ワシの下に娘(妹)がほしかったとか言ってる親だから…
ワシから見ても、10歳以上下の彼女は可愛らしい…けどワシより100倍以上しっかりしとるなぁ(ダメオサーン
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現代文学への情熱

>シャイニールミナスがいいのんさん

こんばんは。

福島さんは、日本SFがアメリカSFのようにエンタテインメントに埋もれてしまうことを危惧されていたように思います。
仰るとおり、福島さんのような「固い」考えが嫌いな作家さんも多くて、ずいぶん衝突もしたようですが。。
実際の日本SFは、福島さんが考えていたようには進まず、やはりエンタテインメントとして広く浸透していった…と思うのですが、それは必然だったのでしょう。、
(考えてみれば、ぷりーもSFの流れの上にあると思いますし)
「異次元失踪」という作品に、急流に逆らって必死で泳ぐ登場人物の少年が、流木に押し流される(想像の)シーンがあるのですが、その少年は案外福島さんが自分を反映させたのかなと、最近思うようになりました。

福島さんという存在は、良くも悪くも日本SFにとって大きいのだと、改めて思った昨日でした。
福島さんが目指したSFという「文学」を、自分だけでも大切にしようと思ったり…大げさですが(^_^;)

あまり固くならず、固くするとこは固くしてしこしこ描くのが良いですね!(^_^)/~斬(゜Д゜)あべし

m(_ _)mm(_ _)m

抽象的な画だからでしょうか。。

>あささん

こんばんは。

平均寿命とか生存率とか、所詮は統計上の数字でしかないのですよね。その運命がわからないから、人は生きていけるのだと思います。
いつ死ぬとかわかったら、生きる気力がなくなってしまいますから。

死ぬまで失敗というのも、さすがに年輪を感じますね。
人間、うまく行くことなんてそうそう無いもんだと。まったくそのとおりです。

私は…執着しやすい性格かもしれないです。でも、収集は休みながらですから、そんなに凄いことじゃないです。

死よりも、早く病気を治したいと思う気持ちを大切にしたいものですね。
まあ、焦ると回復が逃げていってしまうイメージがあります。アリ地獄みたいなもんだなぁとよく思います。必死になればなるほどひきずり込まれてしまう感じ。。。。
お互い一歩ずついきましょう。

不安な未踏に向かう現在と思念苦慮を眠らせない過去

こんにちは。
あ、早く福島さんの著書を買わなければ!
(^_^;)なにやっとるんだばーか
福島さんの目指すSF の姿は商業主義的大衆文化の中に分解されてしまい、「純粋な文学の一形態」がエンターテイメント要素が混合されすぎてて、氏のお嫌いだったスペースオペラや幻術的手法に頼り過ぎた作品に溢れて過ぎてしまっている現状は三十路さんのご指摘のとおりだと思います。もちろん中には良い作品もあるのですが…。
ただ、批判派の人からはSFを偏狭なカテゴリにしてしまい自由度を失わせたという意見もあるみたいです。
確かに福島さんの強いこだわりに反発する向きもあり、その強念加減で作家さんに毛嫌いし、離れて行った人もいるようですね。
私自身はその「こだわり」こそが現代のあらゆる表現物に散見できる「文学的思慮の欠如」しているものは「わかりやすさ」=「幼稚」、「面白さ」=「安直」に流れがちで真の良い作品が埋もれてしまい、現状を危惧していた福島さんのこだわりも「SF の自由度に於ける油断稚拙的な退廃」を防止した編集者としての信念はある程度正しいものだったと思います。
確かに自由度は大切なのですが、その世界を刺激し戒めを発し続ける悪役も時には必要なのかもしれません。
だから福島さんは編集者としての側面で悪役をあえて演じていたのかなと思うのは…私の勘ぐり過ぎでしたね。(虚妄の馬鹿)
もしかして「あらゆる本質の探究」はSFのみならず、人生のテーマなのかもしれません。
冒険の果てに「知る」「考える」の答えは未だ知る事のない、未来という時間軸のSFなのかもしれません。
それが良くも悪くも…。

あ、でも考えに詰まったら取り敢えず、お互い絵のしこしこして、濃ゆいものをぴゅっと放つ事が出来たらいいですね~。(^_^)ごらあ

表紙のイラストが不安な感じです。

三十路さんこんばんは。

今日病院の待合で30代の息子と60代の父親と思しき二人が大声で話し合っていました。何時死ぬかなど誰も解らない。他人と比較してもそれぞれ運命が違うのだから意味が無い。等々父親が患者らしき息子さんに述べていました。未踏の未来に向かって死ぬまで失敗を繰り返して生きてゆくと結論を話されて出て行かれました。なんだかSFみたいな話だと思いました。

三十路さんは何かを強く愛せて凄いですね。私には真似できません。収集も続かないです。

死に付いて考えることがあります。何かを残す事も無く一人朽ち果てるイメージです。

早く病気を治して社会に戻りたいです。
プロフィール

cure misoji

Author:cure misoji
永遠の三十路(cure-misoji)
狡猾・残忍・獰猛
四十がらみ的な生物
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