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皆既月食 2011年12月10日


寒風吹きすさぶ中、2000年7月以来の皆既月食を見ようと意気込んでいました。
(これまでにも皆既月食はあったけど、お天気に恵まれず)

ちなみに「月蝕」の方が、地球の影に蝕まれる月というイメージがぴったりで、普段はこちらを
使っているのですが、今回は一般的な「月食」を使ってみました。


  

愛機の口径100ミリ、中古ニュートン式反射望遠鏡。
クソ重い赤道儀を適当にセットして、観測開始。
デジカメは、普通の安いカメラです。本当は一眼レフとか欲しいんですけどね。。

適当にセットした割には、よく地軸と合っていました赤道儀。
さすがに天文歴28年のベテラン(自分で言うな

月食開始10分前くらいから、月の左側が薄暗くなってきました。
地球の影というのは、ゆでたまごを輪切りにしたような構造になっています。
白身の半影の、黄身に近い暗い部分に月が入った証拠です。

黄身の部分を「本影」といい、ここに月が入ると「月食」となります。

  

半影食を見て、一気にヒートアップしましたが、お天気は、生憎の薄曇り。
仕方がないので、強行撮影です。雲の薄いところを狙ってパチリ。

月食開始から、10分~15分間隔で撮影。
デジカメの電池をいかにして持たせるかがポイントでした。

欠け始め、21時45分。

  

地球の影に入る月。蝕まれてます。まさに「月蝕」。
素人の記念写真程度のつもりで撮ったので、写真の出来は勘弁してください。
あまり天体写真の経験が無いのです。。


  
  

途中で望遠鏡の向きを変えたりしたので、ちょっと月の向きもおかしくなってますが、
月食前半の部分食の様子です。
雲が多かったため、よく見えませんでしたが、欠けている部分もちゃんと薄赤黒く見えていました。


  
  

いよいよ皆既が近づいて来ました。
欠けている赤黒い部分に焦点を合わせて撮影(欠けていないところは白く飛んでしまいますが)。
この頃には、薄雲も去って、快晴の空で見る事ができました。
日頃の行いが良いからだな…フッ


  
  

皆既月食です。23時05分から、23時58分。
真ん中が、最も地球の影の深いところに入った皆既食の最大。23時32分撮影。
(ISO 800~1600、明るさ補正を最大にしたので、粒子が粗いです…)

皆既中の月の明るさは、月食ごとに大きく違います。
今回は、ダンジョンスケール3.5くらいかと。明るめの月食です。

今回は、地球の影の下の端を月が通過しました。月の下(南)には地球の大気で
屈折した波長の長い赤系統の光(もちろん日光)が多く入り込んでます。
皆既中の月が、真っ暗にならない理由です。

部分月蝕の欠けぎわが、なんとなくぼんやりしているのも地球大気のせいだそうです。
皆既はじめ(左写真)の月面右下が明るいことと、皆既終わり(下)の月面左下が明るいことに注意。
月が、大きな地球の影の下端を移動した証拠です。

 
  

皆既月食の終わりです。
端から輝き出す月面が、非常に美しいです。今まで暗かっただけに。
「嗚呼、祭りが終わっちまったんだな…」という気持ちと、ここまで無事に見られて
嬉しい気持ちとが入り混じった、複雑な気分です。


  
  

後は、地球の影から抜け出て行く月を、テンションだだ下がりな気持ちで撮影しました。
勿論、欠けている部分もちゃんと見えています、眼視では。

  

12月11日午前1時18分、月が地球の本影から抜けて、月食は幕となりました。

そうだなあ…とりあえず風邪をひかないように祈ろう(潜伏期間は一日)。。
趣味で身体を壊しちゃ、本末転倒ですから。

これで学術的価値のある写真が撮れれば最高なんだけどなー。

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Unknown

>シャイニールミナスがいいのんさん

ニュートン反射って、あんまり流行らないみたいですけどね。。でも凄くよく見えますよ。木星なんか縞模様が何本も見えますし。

シュミット式にもいろいろありますが、けっこう高価です。さすが42歳。天文オジサンは私だけではなかった(え

下から四段目というと、皆既が終わったときの写真でしょうか。私も自分で写しておきながらお気に入りです。とくに左のカット。

Unknown

月蝕も良いですね。
ニュートン式って見え方が優しくて好きです。
近所にいた従兄弟がいいのを持っていて、ミラーの質が値段の決めてだとか言ってたような…
今彼はシュミット式のカメラ付きで良く撮影してるようです、42歳です。
載せている写真綺麗だと思います。(特に下から四段目がカッコイイ!)
ここまでいいのを撮影できれば最高ですよ~。
私の光はあなたの放つ光……byお月様。
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