2006年9月8日 部分月蝕

今朝は部分月蝕の観測。
天気予報は「雨」。
と思いきや、月蝕が始まる直前まで晴れていた。
気象協会も当てにならないな。
ちなみに「月食」と表記されることが多いが
私は「月蝕」を使う。
「日食」は、パックリと欠けるのでこれで良いと
思うのだが、「月蝕」は文字通り「月が蝕まれる」
ように見えるから。
地球の影は、縁がぼんやりしてるので、そう見えるのだ。
画像は、2001年7月5日のもの。
なぜそんな古い写真を載せるかというと、
ぶ っ ち ゃ け 見 え な か っ た
からであります。
月蝕の始まりは、午前3時5分。
ベランダで双眼鏡とデジカメを構えて見守っていた。
おぉ、月が蝕まれ始めた・・・と思っているうちに
あっという間に雨雲に覆われてしまった。
双眼鏡とデジカメの相性が悪く、写真は失敗。
急いでいつもの10cm反射望遠鏡を持ち出した。
そして空を見たら、雲っていたというわけ。
月蝕の始めを見ただけに、悔しさ倍増。
イライラしても仕方ないので、タバコを吸いながら
晴れ間を待った。
月蝕の最大は、3時51分。
とうとう雨が降り出した。ベランダなので、濡れる心配はない。
が、
今年一番楽しみにしていた天文ショーは、雨雲の向こうで
展開された。
晴れていれば、画像のような月蝕が見えたはず。
見直したよ、気象協会さん。
ネットで中継をやっているところを探してみた。
岡山県は、曇りで待機中。
北海道は快晴で、中継をやっていた。
なんという酷い差別。
中継を、指を咥えて見ている私は、AV観てる
高校生男子か。
半ば諦めて曇り空を見続けた。すると・・・
4時8分、雲を通して数秒だけ月が姿を現した。
中継でやっていたのと同じだ。
その後も、諦めずに晴れ間を待ってみた。
ふと、1989年2月21日の月蝕を思い出した。
あの日も小雨がパラついてる中、雲の切れ間をぬって
撮影に成功した。
今回だって!!
しかし、4時38分、無情にも月蝕終了。
徹夜した意味まったく無し。
畜生。今日は仕事サボって昼寝してやるぅー。
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